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『酒番日記』 映画、音楽、本、時々酒、のこと 第23回

1960年代初めのアメリカ、
ニューフロンティアの時代と高らかに宣言したジョン・F・ケネディ。
都市開発、宇宙開発、公民権運動などを公然と推し進めたこの時代。

大統領選挙の対立候補は、副大統領を務めるリチャード・ニクソン。
圧倒的な知名度を持ち、実績を誇る彼が勝敗を分けた大きな要因、
それは、テレビの普及率の飛躍的な向上にあると思う。

公開討論会が開かれたその日、
初めてテレビとラジオ、双方のメディアが使われた。
アメリカの多くの家庭が見守る中で二人は現れた。
ニクソン副大統領は、グレイの無地のスーツに白いシャツ、
黒い無地のタイという、白黒画面にぼやけるスタイル。
その座り方も内股気味で背を丸めたように見える姿勢。

片や、ケネディ候補は、颯爽と現れ、腰の持病を感じさせない姿勢で、
きれいに足を組み、背筋を伸ばし、カメラ目線で座る。
服は、紺無地のスーツに白いシャツに紺無地のタイというメリハリのあるスタイル。
(画像は白黒につき、色合いは憶測と希望的観測です…。)

今は、一目の見た目で9割は決まると言われるその印象、
正に、この時の二人は対照的な印象をテレビを通して与えたと思う。

なお、今の時代は様々なメディアで当時の画像を見ることが出来るので、
是非ご覧いただきたく、その結果については歴史の通りとして…。

新聞とラジオがメディアの中心だった時代は、
その実績と話し方で印象を高めることが出来たはずが、
画像で目の前に現れるテレビというメディアの時代。
宣伝の仕方も変わり、伝わり方も変わり、情報というものが、
すべて変わっていった時代なのだと思う。

西部開拓時代を経て、国力が増したアメリカの新たな開拓時代、
汗水流して開拓した農村部と資本主義の確立した都市部、
もちろん、テレビなどのメディアの有無だけではないものの、
格差が生まれ、歪みが生まれ、憎しみ、妬みが生まれ、
その矛先が公民権運動などに強く影響して、激動の時代になったと思う。

今この時代には違った情報伝達で新たな格差を産み出しているかと…。
いずれにしても、情報伝達のスピードが劇的に変わった今、
新たに、その人自体がメディアとして発信出来る時代になり、
それが即、何かしら人を動かすことが出来るようになった。
リアルからバーチャル、バーチャルからリアルへと、

目まぐるしく変化する中で、個人的には流れに逆らうことなく、
アナログなゆっくりした流れの部分を自分のペースで取り入れる、
そんなことが大切だと思う今日この頃。

今回は、サブカルチャー的酒番日記ということで。
この時代のアメリカ、と言えばこの人しかいないかと。
後にノーベル文学賞を受賞することになる、
音楽で伝えた彼の曲を→ https://youtu.be/7GDqvnGai50

令和4年 秋風に吹かれながら
酒番 栗岩稔

栗岩稔プロフィール
鎌倉THE BANK、 銀座7丁目クロージングサロン、木挽町路地裏の酒場 bar sowhat、銀座5丁目 Ginza Sony Park Bar Morita で大人の集う酒場を作り上げ
人と酒と酒場をその歴史や文化から掘り下げ伝えていく唯一無二のフリーランスの酒番として活動中

2021年夏よりパーソナリティを務める WAH! Radio www.wahradio.org  でお耳にもかかれますように

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栗岩稔のSTYLEを人やモノを通して伝えるメディアとして  https://www.kuriiwastyle.com/ がはじまりました
少しずつですが栗岩稔のスタイルにご期待ください
こちらではお目にかかれますように。

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